2023.02.03

51期 上善水如 ~大きな節目の年、皆で共有しよう「創業の思い」~

本年は、毎日興業創立50周年の節目の年となります。この節目において毎日興業の歴史をお話しさせていただきたいと思います。

物事を興すときや行う時には、何故それをしようとしたのかという「思い」がすべてのスタートとなります。当然、「毎日興業」という会社を創業するうえでも田部井 功創業社長(以下 創業社長)が抱いた「思い」があります。本日はそのことについてお話をさせていただきます。

毎日興業の起源となる「思い」は当時24歳の青年であった田部井 功が抱いていた『お客様とのご縁が永く繋がる仕事がしたい』という「思い」です。
なぜ『お客様とのご縁が永く繋がる仕事がしたい』と「思い」を抱いたのかと言いますと、創業社長は会社を興す前、20歳の時に生まれ故郷である群馬県前橋市から上京し、別荘地を販売する不動産会社に勤めておりました。別荘地販売をする営業部隊の仕事では20歳そこそこにして頭角を現して、たまたま配属となった大宮営業所で所内の1位2位を争う販売成績をあげていたようです。

余談ですが、創業社長の幼馴染の同級生から当時の営業している様子のお話を伺う機会がありました。
「功ちゃんはね、お客様にご提案している別荘地の土をお客様の手に差し出して、「これが、お客様が別荘を建てる場所の土です。」と言って握らせ、契約のクロージングをしていたんだよ。」
「土を手にしたお客様はあこがれの別荘を手にする喜びなどから、涙して感動していたようだよ。」と、当時からお客様に喜んでもらいたい、感動させたいという気持ち一心で営業している姿が目に浮かびます。

さて、そんな別荘地販売の仕事には毎月の販売件数や金額の達成目標となるノルマが個々人に課せられていたようです。営業所では常にトップを争う営業成績を収めていたので、毎月のノルマは常に達成していたようですが、月が替われば達成した翌日からまたゼロからノルマ達成に向けて動き出します。別荘地の販売ですから何件も別荘を買うお客様はいないため、どれだけ感動を与えて販売してもお客様との縁はそれっきりとなり、そんな日々の仕事に虚しさを味わっていたようです。
そんなある日、当時としてはまだ珍しかった「定期清掃」の業者が営業所の清掃に毎月来ている姿を見て、この仕事ならば「お客様との永いお付き合いができる仕事だ」と直感したようです。これが、毎日興業のスタートである「清掃」業務を始める出会いとなりました。

この「お客様とのご縁が永く繋がる仕事がしたい」という、創業社長の原点となる「思い」がそこにあったからこそ、今日の毎日興業は誕生いたしました。「お客様とのご縁が永く繋がる仕事」この「思い」を従業員一同が胸に抱き、皆さまとのご縁を大切にして参りたいと思います。