2023.01.05

51期 上善水如~2023年新年ご挨拶~

新年あけましておめでとうございます。
ものすごく穏やかながらとても力強く輝く初日の出を浴び2023年がスタートしました。
創立50周年の大きな節目を迎える本年、毎日興業及び毎日興業グループがこの初日の出のようにこれまでに蓄えてきたエネルギーを存分に発揮し、清く輝かしい一年となりますことを1月4日の仕事始めにあたり氷川神社にてご祈念して参りました。

まずは年末年始もSINセンターをはじめ、各建物・施設を休まずに最前線で守っていただいた従業員の皆さんに心からの感謝と御礼を申しあげます。また、恒例行事となっております正月三が日の大宮駅前の清掃奉仕活動には多くの職員の皆さんに参加していただき、本当にありがとうございました。

私は、氷川神社の氏子青年会の活動で大晦日から元旦明け方まで神社内で奉仕活動をさせていただきながら年越しをしました。年越しより多くの参拝者が神社を訪れ、それぞれ感謝の思いや願いをお祈りする姿を見ることができました。

さて、今年は「癸卯(みずのとのう)」の年となります。
今年一年は「純粋な理想を抱き清廉な言動で、豊かさを目指して繁栄する年」と言われています。
そのような年と言われているなか、当社では今年の抱負・テーマを「ご縁に感謝、大きな愛を抱き柔順で堅実な行動と実践」と掲げました。キーワードは「上徳谷如(じょうとくたにのごとし)」としました。

老子の言葉にもある「上徳谷如」とは
人の優れた徳(行為)は谷の如し。山が二つあると谷ができます。山の威容は目立ちますが、谷の存在に気づく人は稀です。人が住みにくい山にくらべ、谷は自らを空しくして、天の気を入れて満ち満ちています。盆地や平野として広がり、生存に適した環境を作ります。
沢ができ、動植物が自然に集まり、人びとは住居や農耕を営み、その豊かな恵みで生活を築いていけます。
こうして谷は人知れず、さまざまな生きものの環境と生活の糧を無償で提供してくれますが、何一つ自己の所有とせず、それぞれの生物の自主性に任せて、その偉大な働きについてみずから自画自賛をしません。
空虚にして目立たず、すべてのものを生かしつづける無償の働きを、中国では古来『谷神』と尊称していました。与える愛の原点であり、慈悲そのものです。

私たちにおいては、本年2月12日に創立50周年を迎えます。
創業者の「ご縁が永く繋がるお仕事がしたい」という強い思いのもと、今日までに多くのお客様、パートナー会社様、地域の諸団体、そしてグループ合わせて2300名を超える従業員とその家族にご縁は繋がっています。これらの「ご縁」があって、今日の当社があることにまずは心からの感謝を伝えるとともに、「過去」と「未来」を繋ぐ「今」を大切にし、これまでの50年で積み重ねてきた歴史とその中で育まれてきた精神(心)・価値観(アイデンティティ)のもと、偉大なる大地に建てられた施設・建物の管理を通じて“未来永劫まで住み続けられるまちづくりの実現”にむけて、一つ一つの仕事に理想を描き、風のように清く爽やかな心と柔順な行動、そして大きな愛情を抱いて主体的に堅実に取り組んで参りたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。