社長のひとこと

12月11日は弊社創業者の田部井　功の４回目の命日です。

ご逝去から早いもので丸４年を迎えました。祥月命日にあわせ、毎日興業グループの全会社の役員と部門長が集まり、お墓参りに行って参りました。

とても暖かく穏やかな天候で、太陽の日差しはまるで創業者が天国からエールを注いでいるかのように感じました。

さて、全ての物事には原点となる“本（もと）”があります。

弊社にとりましては、４８年前に創業者の田部井　功が会社を興したことが原点であり“本（もと）”です。会社は年数を重ねるごとに規模が大きくなり成長しておりますが、ゼロから毎日興業を誕生させた、この原点は普遍です。

そして、同じ屋根の下で仕事をする従業員は、連綿と続く中で築き上げ、受け継いできた“毎日興業という遺伝子”のもと「ご縁」があって繋がり合った仲間です。

墓前に手を合わせながら、創業者がどのような想いで会社を作ったのか、私どもに何を伝えようとしたのか、普遍的なものとは何か、そして私自身が“毎日興業の想い”のもとで日々の仕事に取り組めているか、目指すべき方向にズレは無いのか、私利私欲はないか等を振り返りました。この機会を未来に繋げるための節目として、今後も歩みたいと思います。

ここで、２０１６年１１月５日、田部井創業社長が最後に残した社長講話の一部をご紹介します。

「創業の原点」

お客様から言われたことは、全てイエス　アイ　キャン！「ハイ」出来ますと受けさせて頂きました。お客様は毎日興業を育てるために、これを遣りなさい、あれを遣りなさいと応援してくれました。また、これをやらせて下さいと経験のない仕事でも、背伸びをして次々にお願いして仕事を頂きました。恐いもの知らずと言うよりも食っていくためには何が何でも遣るしか無いそんな『危機感』と、世の中で不可能なことはない『必ず出来る』と言う！信念と情熱。そして、チャンスを与えてくれたお客様への『感謝の思い』の３つの精神とたくさんの知恵と力を借りて、経験のない仕事をこなしてきました。

お客様はできない人には仕事はくれない。背伸びをして仕事をするから知恵も技術もビジネスマンとしての器も大きくなれた。正にお客様に育てられた毎日興業です。

（中略）

　１０年前は、まだまだ未熟な仕事をしている社員も多く社会貢献活動などが評判になると、もっと本業をしっかりしなさい・・・本業もまともに出来ないうちはと、多くの助言を頂きました。いくら社会に良いことをしてもお客様に仕事で満足して頂かない内は、社会貢献運動と言うきれいごとは通じない。お客様から相手にされませんでした。そんな時代が長く続きましたがこの１０年間は年を増すごとにお客様から仕事でたくさんの社員が褒められるようになってきました。振り返ってみますと仕事のレベルとともに、社会貢献運動も高く評価されるように成ってきました。このことは、毎日興業の基本理念「人が信頼を築き　信頼が社業を支え　社業をもって地域発展に貢献する」・・・公器を目指すマイニチブランドに育ってきました。本当に夢の様です！有難いことです。お客様と社員の皆様に心から感謝と御礼を申し上げます。

モット、もっと、自信と誇りを持って仕事に、社会貢献活動に力を尽くしていきましょう。

より良い人生と、より良い社会を創るために！

創業者の命日を迎え、改めて、私どもに仕事を通じて日頃より育てていただいているお客様、一緒に仕事をしてくれる従業員、会社の“本（もと）”を創った創業者に心から感謝します。

弊社従業員一同は目の前の仕事に感謝し、創業者の座右銘のごとく「明るく！元氣に！前向きに！」の言葉通り、心を込めて一生懸命に取り組んで参ります。