2021.11.22
50期 心地光明~剛毅木訥仁に近し~
先日は懇意にして頂いているオーナー様の先代社長のご法要が執り行われました。
先代社長の生き様、お人柄について、当社の田部井創業社長の過去の講話の一説からご紹介します。
オーナー様には、毎日興業が創業を始めた昭和48年より沢山の応援をして頂いております。更に、田部井功の人間性の向上に強く影響を与え続けてくれました。言い換えると、今日の毎日興業と田部井功の存在はオーナー様無くして語ることは出来ない大恩人なのです。
(中略)
辛い苦しい休みたい楽がしたいと言う煩悩を払い、只々、鍬をもって無心に畑を耕し続ける。その内にいつの間にか鍬を握っていることを忘れ、耕していると言う意識さえも無くして、我と鍬が一つになり、無心の心境を会得する方法を父親から教えられていたのです。正に子供の時から煩悩を捨てる、こだわらない『空』と言われる心の修養をしていたのです。
(中略)
オーナー様を一言で表すと、剛毅木訥(ごうきぼくとつ)仁に近し「意思が確りしていて、飾り気が無く、思いやりに満ちた人物」です。更に言わせて頂くと、人をけなさず、人と争わず、常に自分の意見は云わずして、相手に好きな事を言わせてながら、自分の考えている方向に自然と一致させていく能力を持っている。この不思議な力は、世の為人の為に生きている『徳を積んだ人物』だけに与えられている能力ではないかと思います。
また、ご法事の中でご住職から「輪廻転生」についてご説法をいただきました。
自分が得た利益(利益とはお金だけではなく、自分自身が周囲から教えていただいた学びや、日々の経験で得たことも自分自身の利益)を自分のモノにしないで、それを周囲に与え、伝えて、廻らしていくことが大切さである。
ご法事を通して、大切なオーナー様の生き様、そしてオーナー様をお手本に当社を創った故田部井功社長の生き様を回想し「思いやりの心に満ちて、常に周囲の幸せを思い、黙々と行動することの大切さ」「一心不乱にお仕事に取り組んでいくことの大切さ」そして「人が信頼を築き 信頼が社業を支え 社業を持って地域発展に貢献する」の経営基本理念に繋がる大切な思いを感じ、改めて学ばせて頂きました。
先人たちの思いを胸に、これからも明るい笑顔でお仕事に励みたいと思います。