2021.04.27

空調ワンポイントアドバイス その1

暖かくなり、日によっては早くも夏日(25℃)となっています。

季節が変わり、空調も「暖房」から「冷房」へと切り換えていく中で空調を運転する際のワンポイントアドバイスをご紹介します!

 

「風量」の違いを知って、効率の良い省エネ冷房をしましょう。

気温が上がり暑くなってきたときに、風量設定が「弱」のまま設定温度を下げると、部屋がなかなか冷えません。

弱風では、部屋が冷えるまでの時間が長くなり、結果的に余分なエネルギーを消費してしまいます。

実は、暑さの要因となる熱を処理するには、風量が多いほど処理能力があがるため、風量の設定は「強」もしくは「自動」にした方が、冷房効率があがります。

風量設定の自動は、部屋が暑くなると冷えるまでは強風、その後弱風と繰り返しながら、効率よく快適に冷えるように風量調整を行ってくれます。(※空調機の種類、機種によっては風量の「自動」設定がない場合もあります。)

また、空調機の設置条件が悪い(風の通り道に障害物がある等)場合、「弱風」では空調機の周辺だけしか冷えず、部屋全体に冷気が行き渡らないため、冷房の効きが悪くなってしまいます。

冷房が効かないと感じると必要以上に設定温度を下げることにつながり、消費電力が増えてしまいます。

そんな時は、設定温度を下げる前にまず風量を「強」か「自動」にして冷房効率を上げ、上手に冷房運転を行うことをお勧めします。

 

※夏季などに閉めきった熱がこもる部屋では、まずは換気を行いこもった熱を逃してから空調を運転すると、効率よく冷房が効き省エネとなります。(外気温より室内温度が高い場合)

※冷風は比重が重いため風向きが下向きでは、冷気が部屋の下層に滞留してしまい冷房効率が落ちてしまいます。冷房運転時の風向きは上向き(水平)にしましょう。

 

また、4,5月は気温が上がっても湿度は低いため、外気冷房(換気による外気取入れ)が最も省エネとなります。

換気と空調をうまく使って室内温度を調節しましょう😊