致知5月号のインタビュー記事で「こどもの命を救う 小児集中治療に道を拓く」埼玉県立小児医療センター集中治療科科長の植田育也氏のお話が載っており、読ませていただきました。

WHOの統計で、日本の1歳から4歳までの小児の死亡率が世界の先進国の平均より高いそうです。それは、日本では小児集中治療が医療の分野で確立されていないため、緊急の時に、成人を診る救命センターか大病院の小児科に運び込まれるそうです。それが大きな要因となっているようです。

県立小児医療センター集中治療科には1年間で1600名もの子どもが運び込まれたそうです。

植田先生は、アメリカで小児集中治療の勉強をした後、長野、静岡の小児集中治療室の設立に関わり、そして、埼玉県立小児医療センターのさいたま新都心移転に伴う集中治療科の設置・運営を行っています。

先生はこう話しています。

「この仕事では、命の火が消えそうなこどもがいきなり目の前に現れてくるわけです。そこから、自分が培ってきた知識と技術を総動員して、何とかその命を救うためのロードマップを瞬時にしてつくる。そういう訓練をいつもさせられている感覚がありますね。人間の体の変化は非常に複雑な上に、予測もつかない事態に次々と直面するんですが、次の手、次の手と的確に対応しながら道を見極めていかなければなりません」

「もう一つ大切なことは、それを主治医の頭の中だけに留めておくのではなく、他のスタッフも共有することです」

対象が子どもだからスピードがさらに要求され厳しいと思います。

緊急対応というのは、スキルだけでなく、考える力、チームワーク、患者の親御さん(お客様)とのコミュニケーションづくりが必要だということがわかりました。

それに向かって私も力を入れて行きたいと思います。